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最高のモーニングルーティン「朝散歩」をする

最高のモーニングルーティン「朝散歩」をする

(ファクト1)朝散歩の科学的根拠とは

実際に「昼まで寝ている」という患者さんが、「朝散歩」を始めた途端に、症状が急激に改善する事例を多数観察し、現在では、一般の人にも「朝散歩」をおすすめしています。何年も治らなかったうつ病やパニック障害などのメンタル疾患が、朝散歩をするようになってから「ものすごくよくなった」という報告をたくさんいただいています。
メンタル疾患がない人でも「朝散歩」をすることで、午前中の仕事のパフォーマンスがアップし、睡眠も深くなる効果が得られます。
前項では、「睡眠」「運動」「食事」を紹介しましたが、朝散歩は健康になるためのすべての要素を含んでいます。朝散歩は、メンタルにおける最強の健康法といっていいのです。

「セロトニンの活性化」

セロトニンは、「朝日を浴びる」「リズム運動」「咀嚼」によって活性化します。朝の散歩は、「朝日を浴びる」「リズム運動」(ウォーキングなどの規則的なリズムを刻む運動)の2つを兼ねているので、セロトニンを十分に活性化することができます。
セロトニンは、覚醒、気分、意欲と関連した脳内物質で、セロトニンが低下するとうつ的になります。セロトニンが活性化すると、清々しい気分となり、意欲がアップし、集中力の高い仕事ができます。
そして、セロトニンを材料に夕方から睡眠物質のメラトニンが作られます。メラトニンが十分に分泌されることで、結果、夜の睡眠が深まるのです。
普通の人でも、仕事が忙しくて、ストレスフルな生活をしていると、セロトニンを分泌するセロトニン神経が弱まってきます。朝散歩によって、毎日、セロトニン神経をしっかり活性化することで、ストレスを受け流し、脳の疲労を回復できます。

(中略)
体内時計をリセットするには、太陽の光(2500ルクス以上)を5分浴びるのが効果的です。だからこそ、朝に外に出るのがいいのです。

(中略)
基本的な方法は、「起床後1時間以内に、15~30分の散歩を行う」です。午前中(できれば10時まで)に行いましょう。

(中略)
朝食を食べることで、さらに「脳の体内時計」と「体の体内時計」のズレが補正されます

(中略)
体内時計がリセットされてから、15~16時間後にメラトニンが分泌されて、「眠気」が出ます。逆算すると、午前7時に体内時計をリセットすると、22~23時に眠気が出るということです。

(中略)
朝散歩は毎日するのがベストですが、週1~2回でも、やっただけ効果があります。

(精神科医が教える「ストレスフリー超大全」樺沢紫苑著 ダイヤモンド社より引用)

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